通信容量って、ただGBという通信量の単位が表示されているだけなので、実際どれくらい使えるのかわかりにくいですよね。
○GBだとどれくらい使えるのかを、なんとなくでいいのでわかれば、格安SIMやポケットWiFiなどの通信回線を選ぶときの参考になるのに。
そこで、○GBあれば、普段の生活でどんな使いかができるのか?
今回は、1GBのデータ通信量についてどれくらい使えるのかをまとめました。
9つの使い方・アプリでみる”1GBでどのくらい使えるのか”
1GBでどれくらい使えるのかについて、
- Webサイトの閲覧(Yahoo!トップページ)
- Instagramの閲覧
- Youtube動画の再生
- 映画のダウンロード
- LINE通話
- LINEビデオ通話
- 音楽のストリーミング再生(Apple Music)
- 音楽のダウンロード(Apple Music)
- 地図アプリ(Google Map)の閲覧
の合計9つです。
Webサイト(Yahoo!トップ)の閲覧
◆1GBで約3333回閲覧できる
Yahoo!トップページは、画像や文字などがたくさん表示されるので、意外とデータ通信量を使います。
とはいえ、Webサイトの閲覧だけなら、正直あまりデータ通信量を使うことはありません。
Yahoo!トップページを一回表示すると、約300KB前後の通信量が使われます。
なので、1GBで計算すると、だいたい3333回閲覧できるということです。
一ヶ月で考えても、1日に約110回閲覧できるので、Webサイトの閲覧程度なら1GBでも問題なく使えます。
Instagramの閲覧
◆1GBで4615枚の写真を閲覧できる
ストーリーなどの動画の機能もありますが、Instagramの基本は写真。
ということで、1GBあればどれくらい写真を見れるのか?
12枚の写真で約2.6MBの消費だったので、1GBで計算すると約4615枚見ることができます。
枚数だけで見るとよくわからないかもしれませんが、スクロールする時間で見ると、だいたい14秒程度でした。
なので、使っている時間で計算すると、だいたい1時間30分。
もちろん、流れてくる動画などを見ると、もっと通信量を圧迫してしまいます。
写真がメインのSNSなだけあって、データ通信量も意外と消費しています。
Instagramに限らず、画像が多いWebサイトなどを見るときは、注意が必要です。
あっという間に1GBなんて使い果たしてしまいます。
Youtube動画の再生
◆1GBで約67分動画が見れる
やっぱり動画なだけに、かなり通信量を使ってしまいます。
4分の動画で約14.9MBのデータ通信量を利用したので、1GBだと約67分で使い果たしてしまうことになります。
Youtubeなどの動画を見る場合は、1GBはすぐに使い果たしてしまうので、できるだけWiFi環境のあるところで見るようにしましょう。
映画のダウンロード
◆1GBで約18分見れる
映画のダウンロードは圧倒的に容量が多いので、1GBで一つの動画をダウンロードするのは、到底不可能です。
映画の種類や画質、転送方法などにもよりますが、映画はだいたい2〜6GBの容量があるので、これをダウンロードしようとすると、2〜6GB以上の通信量がおそらくかかってしまいます。
例えば、容量+10%の通信量がかかるとすると、2GBの場合は2.2GB。
6GBだと6.6GBです。
GBだけ見てもわかりにくいので、映画の時間に直してみます。
6GBで240分の動画があるとすると、36分間までダウンロードすることができます。
映画の始まりで終わってしまいますね。
映画をダウンロードするなら、WiFi環境が欠かせません。
SNS通話(LINE)
◆1GBで約55時間
LINE通話は、意外と通信量を使いません。
1分間の通話でだいたい300KBの通信量を使うので、1GBでみると55時間。
1ヶ月間で55時間も電話をすることなんてほとんどないと思うので、LINE通話の通信量は気にする必要ななさそうです。
SNSビデオ通話(LINE)
◆1GBで約2時間40分のビデオ通話ができる
ビデオ通話は、やはり動画での通話なので、かなり通信量を使います。
1分間のビデオ通話でだいたい4.5MB程度の通信量を使うので、1GBに直すと約2時間40分です。
ビデオ通話をするときは、通信量を気にする必要がありそうです。
音楽のストリーミング再生(Apple Music)
◆1GBで約29時間
音楽のストリーミング再生は、比較的利用する人の多いサービスだと思います。
サービスの種類によってストリーミング再生の通信量は違うのですが、今回はApple Musicで見てみたところ、約5分の曲を再生するのに、約2.8MB程度の通信量を消費しました。
なので、1GBで考えると約29時間再生できることになります。
毎日1時間程度なら聞けるので、そこまで通信量は多くならなさそうです。
また、Apple Musicなどの音楽サービスは、オフラインでもある程度音楽が聞けるようにするためのキャッシュという機能が備わっています。
キャッシュとは、情報を保存するための仕組みで、音楽サービスの場合は、一度聞いた音楽のデータがスマホなどに保存される機能のこと。
ダウンロードとは違いますが、少し近い機能です。
キャッシュという機能が備わっているので、実際はさらに通信量が減るので、利用できる時間も増えることになります。
音楽のダウンロード(Apple Music)
◆1GBで約877分の音楽をダウンロードできる
こちらもApple Musicで音楽をダウンロードした場合ですが、約5分の音楽をダウンロードすると、約5.7MBでした。
なので、1GBで計算するとだいたい877分の動画をダウンロードできることになります。
5分の動画だと、1GBで175曲ダウンロードできるという計算です。
意外とダウンロードも通信量の消費は少ないですね。
地図アプリ(Google Map)の閲覧
◆1GBで約666回場所を検索できる
Google Mapは、意外と通信量を消費します。
他のサイトは通信量が少ないということを書いているところが多いですが、アプリを立ち上げるだけだと約1.1KBだけでしたが、使ってみたところ、1回場所を検索するだけで、約1.5MBの通信量を消費しました。
となると、場所の検索回数で考えると1GBで約666回検索できるということになります。
とはいえ、666回も検索する人は少ないと思うので、1GBあれば意外と使えます。
ちなみに、Goole Mapを移動するときも一回スクロールするだけで1MB前後の通信量を消費したので、色々移動しながら使うともう少し通信量を消費することになります。
スマホの通信量1GBは意外と少ないのまとめ
よく使うサービスの通信量をまとめて、1GBでどれくらい使えるの?ということをまとめました。
Webサイトの閲覧などは問題ありませんし、意外と音楽のストリーミング再生なども1GBで結構使えるということがわかりました。
ですが、やっぱり色々使いまわすことを考えると、1GBはすぐになくなってしまいます。
WiMAXなどと合わせて使う場合や、自宅に固定回線や置くだけWiFiなどの通信回線があればなんとかなりますが、スマホだけで1GBとなると、すぐになくなってしまいます。
通信制限がかかると、ほとんど使い物にならなくなってしまいます。
通信制限でよくある1Mbpsの速度は、本当に遅い?1Mbpsはどれくらいの速度なのかをデータで解説!の記事で解説しているように普段使い程度なら使えますが、スマホでよくある128kbpsという通信速度に制限されてしまうと、全く使い物になりません。
128kbpsがどれくらい使い物にならないかは、こちらの128kbpsの速度を実際に調べた記事で解説しています。
通信速度が制限されてしまうと、かなりストレスが溜まってしまいます。
1GBのプランでやりくりする場合は、WiMAXや固定回線・置くだけWiFiなどのサービスと並行して使うことも、検討してみてください。