【Aterm PA-WG1200HP4レビュー】実際に使用した速度や安定性・設定方法などを解説!

aterm wg1200hp4のレビュー アイテム

NECから発売されている無線LANルーター「Aterm PA-WG1200HP4」のをレビューしました。しっかり無線LANルーターを選んで購入したのは初めてですが、お手頃価格でサイズも小さく、機能もそれなりのスペックだったので購入。結果的に購入して正解の商品でした。こんな感じの環境で使用していました。
部屋の間取り:2DK

接続機器:スマホ2台、ノートパソコン2台、AmazonEcho2台、NatureRemomini1台、FireTV1台

使用している回線:J:COM 12Mプラン

Aterm PA-WG1200HP4の特徴や実際使用したレビュー、設定方法についても記載しているので、無線LANルーターを選んでいる方や、Aterm PA-WG1200HP4の購入を考えている方は、参考にしてみてください。

Aterm PA-WG1200HP4の特徴

Aterm PA-WG1200HP4は

・価格が6000円弱程度で購入しやすい
・周波数帯ごとの最大通信速度は5GHz 867Mbps + 2.4GHz 300Mbps
・オートチャネルセレクト、バンドステアリング搭載、MU-MIMO、ビームフォーミング搭載による接続安定性

といった特徴があります。

価格が6000円弱程度で購入しやすい価格

購入時の価格は6000円弱となっており、無線LANルーターの中では比較的安価な無類。かつ、スペックはしっかりしている印象です。

周波数帯ごとの最大通信速度は5GHz 867Mbps + 2.4GHz 300Mbps

5GHz(IEEE 802.11ac)の最大通信速度867Mbps、2.4GHz(IEEE 802.11n)の最大通信速度300Mbpsと十分な最大通信速度となっています。ゲームなどをしない場合であれば、十分な速度を備えています。

オートチャネルセレクト

オートチャネルセレクトは、同じ周波数帯(2.4GHzなら2.4GHz内)の中で、繋がりやすい場所を自動で選ぶことで接続安定性を向上させてくれる仕組みです。

バンドステアリング

バンドステアリングは、無線LANが使用できる2.4GHzと5GHzの内で、通信しやすい周波数帯を選んで自動的に調整してくれます。

MU-MIMO

一度に複数の端末と同時にデータのやり取りをすることを実現する技術。一度に1台としかやり取りできなければデータの順番待ちが発生してしまいます。MU-MIMOは同時に複数台とやり取りができるので、順番待ちの解消につながり、通信速度の改善につながります。

ビームフォーミング

同じ周波数帯の電波と干渉しないように、端末ごとの位置を推測し、干渉しないようにいい感じに電波を飛ばしてくれる技術です。

Aterm PA-WG1200HP4の見た目

見た目はシンプルに黒色、側面にランプが配置されています。全体的に見た目はシンプルですが、一番の特徴はとにかくサイズが小さくて軽いという点。

設置しているモデムよりもサイズが小さく、加えてかなり軽いです。そのため、存在感はモデムや他の機器と比べて小さめ。軽すぎて、LANケーブルをモデムとつないだときにLANケーブルのねじれで倒れてしまうくらいのサイズ感。高価格帯の無線LANルーターと比べるとデザインは劣るものもありますが、この価格帯の無線LANルーターの中ではいい感じのデザイン。設置する場所や見た目・インテリアを気にする方には持ってこいのサイズ感です。

Aterm PA-WG1200HP4の付属品

付属品は以下の通りです。

・WGWG1200HP4本体
・WG1200HP4を設置するためのスタンド
・ACアダプタ
・LANケーブル(カテゴリ5eストレート)
・取扱説明書(保証書)
・らくらくQRスタート用QRコード。

スタンドは、本体にカチッとはめこんで使うタイプで、縦置き・横置きどちらでも置けるようなつくりになっています。

縦置き
aterm-wg1200hp4の縦置き

横置き
aterm-wg1200hp4の横置き

Aterm PA-WG1200HP4のレビュー

実際に使用した感じでは、

・通信速度は問題なし、しっかり出ている
・通信の安定性も問題なし、複数台接続でも途切れることなし

という印象です。

実際に使用したときの速度

使用している回線がJ:COMの12Mプランのため光回線ではないのですが、ほぼ最大速度が出ている状態。回線の速度が上がれば、問題なく高速な通信速度になるかと思います。

こちらは、ルーターを設置している部屋の隣の部屋から測定した速度です。

【隣の部屋の通信速度】
aterm-wg1200hp4の隣の部屋の通信速度

また、お風呂の中で測定した速度も隣の部屋と同じ程度の速度が出ていたので、壁を隔てた部屋にもしっかり電波を飛ばしていることがわかります。

【お風呂の通信速度】
aterm-wg1200hp4のお風呂の通信速度

通信の安定性

スマホ2台、ノートパソコン2台、AmazonEcho2台、NatureRemomini1台、FireTV1台をつないだ状態で、

・ブログの執筆
・ネットサーフィン
・TVerの視聴
・dTVの視聴
・YouTubeの視聴
・AmazonEchoの操作
・NatureRemominiの操作

という操作を日常で行っていますが、接続が不安定になることは特にありませんでした。

Aterm PA-WG1200HP4の設定方法

新規設定・ルーターモード利用の設定を一から取扱説明書を見ながら行いました。若干手間取る部分があったものの、だいたい30分弱で完了。らくらくQRスタートは使わずに設定しています。

大まかな設定の流れとしては

・モデムもしくはONUとのケーブル接続
・Wi-Fiの接続
・セキュリティ設定の変更

このような流れです。

モデムもしくはONUとAterm PA-WG1200HP4とのケーブル接続

まずは、モデムもしくはONUとAterm PA-WG1200HP4をLANケーブルで接続します。

モデム、ONUの電源を切る

光回線の場合はONU、CATVなどはモデムの電源を切りましょう。

LANケーブルでAterm PA-WG1200HP4とモデム・ONUを接続する

機器同士を付属のLANケーブル、もしくは自前のLANケーブルで接続します。注意点としては、Aterm PA-WG1200HP4のLANケーブルを挿す場所は「WAN」と記載されている部分です。LAN接続用の穴は4つありますが、WANポート意外に繋いでしまうとインターネットがうまく使えないので、要注意です。

モデム、ONUの電源を入れる

LANケーブルでの接続が完了したら、モデム・ONUの電源を入れましょう。

Aterm PA-WG1200HP4の電源を入れる

Aterm PA-WG1200HP4の電源を入れましょう。Aterm PA-WG1200HP4に電源ボタンはなく、ACアダプタをコンセントに挿すと自動で電源が入るようになっています。取扱説明書では、電源を入れてから立ち上がるまでだいたい75秒程度待つようにと記載されているので、少し待ちましょう。

これで、モデム・ONUとAterm PA-WG1200HP4のケーブル接続設定は完了です。

Wi-Fiの接続

Aterm PA-WG1200HP4とモデム・ONUのLANケーブル接続が完了したら、次はWi-Fiの接続設定です。らくらくQRスタートを使ったら簡単なようですが、今回は手動でiPhoneとのWi-Fi接続を行いました。流れとしては、

・iPhoneのWi-Fi設定でAterm PA-WG1200HP4を選ぶ
・パスワードを入力する

の2つです。

Wi-Fi設定でAterm PA-WG1200HP4を選ぶ

iPhoneもしくはAndroidのWi-Fi設定でAterm PA-WG1200HP4のネットワーク名(SSID)をタップします。SSIDは、「aterm-XXXXXX-a」と記載されているものです。わからない場合は、Aterm PA-WG1200HP4本体裏面のネットワークID(SSID)に記載されているので、確認。

パスワードを入力する

タップするとパスワードの入力を求められるので、入力します。パスワードは、本体裏面に記載されている暗号化キーを入力してください。

スマホの上の部分にWi-Fiのマークが表示されたら、接続完了です。もしうまく接続できない場合は、LANケーブルがしっかり挿さっているか、WANポートに挿さっているかなどを確認してください。特に問題なさそうであれば、もう一度モデムとAterm PA-WG1200HP4のLANケーブル接続を始めからやり直しましょう。

セキュリティ設定の変更

問題なくWi-Fi接続ができれば、最後にセキュリティ設定を変更しておきましょう。取扱説明書でも解説されている通り、暗号化キーAterm PA-WG1200HP4設定画面のパスワードを変更します。

どちらも必須ではありませんが、よりセキュリティを高めるために設定することをお勧めします。

セキュリティ設定の流れとしては、

・クイック設定Webにログインする
・クイック設定Webで暗号化キーを変更する
・クイック設定Webで設定画面のパスワードを変更する
・Aterm PA-WG1200HP4を再起動する

このようになります。

クイック設定Webにログインする

スマホもしくはパソコンで「http://aterm.me/」のURLを入力して、設定画面を開きます。下のような画面が開くと思います。

もし開かなかった場合は、「http://193.168.10.1」をURL欄に入力すると開くかもしれないので、一度やってみてください。

ログインのユーザー名とパスワードは、次の通りです。

ユーザー名:admin
パスワード:Aterm PA-WG1200HP4の裏の「WebPW」欄に記載されている文字

クイック設定Webで暗号化キーを変更する

ログインできたら、スマホやパソコンなどの端末をAterm PA-WG1200HP4と接続するときに必要となる、暗号化キーを変更します。暗号化キーは、忘れてしまうとまたAterm PA-WG1200HP4を工場出荷時の状態に戻して、一から設定する羽目になってしまいます。なので、設定する暗号化キーはどこかに控えておくようにするのがおすすめです。

暗号化キーの変更は

Wi-Fi(無線LAN)設定
→ Wi-Fi詳細設定(5GHz)
→ 対象ネットワークを選択でプライマリSSIDを選択
→ 暗号化キー欄に新しく設定する暗号化キーを入力
→ 設定ボタンをクリック
→ 後で再起動をクリック

で完了です。

クイック設定Webで設定画面のパスワードを変更する

次に、管理画面のパスワードを変更します。管理画面のパスワード変更は

ホーム
→ 詳細な項目を表示
→ メンテナンス
→ 管理者パスワードの変更
→ 現在のパスワードと新しいパスワードを入力して設定をクリック
→ 再起動する

で完了です。

管理画面のパスワードも、忘れてしまった場合初期化して一からAterm PA-WG1200HP4の設定をし直す必要があり手間になるので、忘れないように注意してください。

ここまでできたら、Aterm PA-WG1200HP4の設定は完了です。あとは、新しく登録した暗号化キーを使ってスマホやパソコンなどの端末でWi-Fiの接続設定をすれば、設定完了です。

Aterm PA-WG1200HP4レビューまとめ

Aterm PA-WG1200HP4は、スペック的にはそこそこで、かつ比較的お手頃価格。実際に使用しても

・通信速度は○
・複数台接続しても通信の安定性に問題はなし
・設定もそこまで難しくない
・サイズが小さくてインテリアの邪魔になりにくい

といった印象で、結果として購入して満足しています。お手頃価格でいい感じの無線LANルーターを探している方にとっては、いい選択肢になるのではないでしょうか?