ホームルーター(置くだけWi-Fi)は、
- 引っ越しが楽
- 工事がいらない
- コンセントに挿すだけで手軽に使える
というメリットのあるお手軽な通信回線サービス。
特に、ホームルーター(置くだけWi-Fi)の中でもNTTドコモが提供しているhome5Gは、下り速度が「5Gで最大4.2Gbps」、「4Gでも最大1.7Gbps」と、光回線にも引けを取らないスペックを備えています。
一方で、よく比較される光回線とモバイルルーターのちょうど真ん中に位置するようなサービスなので、そうしたサービスと比較するとどうしても見劣りしてしまうようなデメリットもあります。
この記事では、ホームルーター(置くだけWi-Fi)・光回線・モバイルルーターのどのカテゴリのサービスを選べばいいか迷っている方向けに、
- ホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
- それぞれの通信回線サービスと比較したときのホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
この2点について、わかりやすく噛み砕いてお伝えします。
また、デメリットをよく知った上でホームルーター(置くだけWi-Fi)の契約を前向きに検討する方向けに、
- ホームルーター(置くだけWi-Fi)はどんな人におすすめ?
- 逆にどんな人は選ぶべきじゃない?
- おすすめのホームルーターと特徴
についてもまとめています。
- ホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
- 光回線・モバイルルーターと比べたホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
- ホームルーター(置くだけWi-Fi)が合う人・合わない人
- おすすめのホームルーター(置くだけWi-Fi)と特徴まとめ
ホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
ホームルーター(置くだけWi-Fi)を検討するときに、「後悔しないためにここだけは押さえておいた方がいい」というデメリットを紹介します。
月額費用が光回線より少し安いくらいで、意外と価格が高い
モバイルルーター・ホームルータ(置くだけWi-Fi)と比べて、光回線が飛び抜けて月額料金が高いと思っていませんか?
もしそうなら要注意。意外とホームルーター(置くだけWi-Fi)は月額料金が高いです。契約する料金プランによっては、光回線の方が月額料金が安くなる場合もあります。
- 光回線と同じくらいのスペックで安く契約できる
という理由でホームルーター(置くだけWi-Fi)を契約しようと考えているなら、この記事を読んでしっかりデメリットを理解した上で契約を考えてみてください。
ホームルータ(置くだけWi-Fi)の端末購入代金が高い
光回線は工事が必要になるケースが多く、工事費用が高いのがネックです。
他社光回線への乗り換えの場合は、各社が実施しているキャンペーンなどで実質無料になるケースもありますが、その代わり、契約期間の縛りが発生することも多いです。
ですが、それに劣らずホームルーター(置くだけWi-Fi)も端末の購入代金が高いのがネックです。
一部ソフトバンクーエアーはレンタルでの利用もできますが、基本的にはどのサービスもホームルーター(置くだけWi-Fi)を利用するなら、併せて端末の購入が必要となります。当サイトでおすすめしているドコモhome5Gだと、端末代金がだいたい4万円ほどです。
ホームルーター(置くだけWi-Fi)はいつでも解約ができて・違約金もかからないことがほとんどですが、端末代金を分割にしていた場合は残りの金額を払う必要があります。
光回線のように工事がないから初期費用が安いと思っていた場合は、注意してください。
主要な通信回線と比較したホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
ホームルーター(置くだけWi-Fi)以外にも、主要な通信回線には光回線、モバイルルーターがあります。
どのカテゴリのサービスを選ぶのがいいか迷っている方もいると思うので、「それぞれのサービスと比較したホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット」を確認しておきましょう。
光回線と比べてここがつらい!ホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
ホームルーター(置くだけWi-Fi)は光回線と比べて、
- 工事がいらなくて手軽
というメリットをよく目にすると思います。
一方で、それと引き換えに光回線を契約するときと比較したデメリットが2つあります。
- 通信速度・安定性で光回線に劣ってしまう
- スペックは光回線の方が高いけど、価格差があまりない
ホームルーター(置くだけWi-Fi)の方が通信速度・安定性が低い
光回線は、物理的に回線を自宅に引っ張ってくるので、その分通信速度も安定も高くなります。
一方で、ホームルーターはモバイルルーターのように基地局と無線でやり取りをするので、優先と比べると通信速度・安定性でどうしても劣ってしまいます。
- 工事ができる環境
- スペックを重視する
- 価格は気にしない
という場合は、まず光回線を検討することをおすすめします。
タイプによっては、光回線の方が安くなるケースがある
冒頭でお伝えした通り、光回線よりもホームルーター(置くだけWi-Fi)の方が価格が高いケースがあります。
特に、光回線のマンションタイプが適用されるタイプなら、ホームルーター(置くだけWi-Fi)よりも光回線の方が安くて、スペックも高くなる場合があります。
「価格が安くてそこそこ速度・安定性が期待できそうなので、ホームルーター(置くだけWi-Fi)を検討中」
という場合は、契約する前にもう一度光回線の価格とホームルーター(置くだけWi-Fi)の価格を調べてみてください。
モバイルルーターと比べてここがつらい!ホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリット
モバイルルーターと比べたホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリットはとてもわかりやすく、「持ち運びができない」という点です。
スペックは近いのに、モバイルルーターのように持ち運びができない
モバイルルーターは、充電しておくとどこでも使えます。なので、「どこでも持ち運びができて、いつでも無制限のWi-Fiが使える」というメリットがあります。
一方で、ホームルーター(置くだけWi-Fi)はコンセントから給電するタイプなので、持ち運びをすることできません。また、ドコモhome5Gのように、サービスによっては申請した住所以外での使用は禁止されているケースもあります。
ホームルーター(置くだけWi-Fi)はどんな人に合う?
ここまでホームルーター(置くだけWi-Fi)のデメリットをお伝えしました。こうしたデメリットを踏まえると、どんな人にホームルーター(置くだけWi-Fi)がおすすめなのか、見えてきます。
トータルで見て、ホームルーター(置くだけWi-Fi)は、こんな人にマッチします。
- 集合住宅・マンション等に住んでいて、光回線の工事ができない人
- 手軽に、手っ取り早く安定したWi-Fi環境が欲しい人
集合住宅・マンション等に住んでいて、光回線の工事ができない人
「光回線が欲しいけど、工事ができないので悩んでいる」
という場合は、ホームルーター(置くだけWi-Fi)をおすすめします。中でも、ドコモが提供しているhome5Gというホームルーターがおすすめです。
ドコモhome5Gは、月額料金は光回線と同じか少し高い場合もありますが、その分光回線にも引けを取らないくらいの通信速度・安定性が期待できます。
もし光回線が使えないので別の通信回線を探しているという人には、ホームルーター(置くだけWi-Fi)がおすすめです。
手軽に、手っ取り早く安定したWi-Fi環境が欲しい人
- 光回線のように工事をする必要がない
- 届いたらすぐに・簡単に使える
- 比較的安定した通信環境が作れる
- 光回線と違って引越ししても手軽
これが、ホームルーター(置くだけWi-Fi)の魅力です。
もしこうした点に魅力を感じるなら、ホームルーター(置くだけWi-Fi)の契約がベストな選択になるかも。月額料金が少し高くても許せるなら、ドコモhome5Gを選択肢におすすめします。
ホームルーター(置くだけWi-Fi)はやめておくべき人のタイプ3つ
ホームルーター(置くだけWi-Fi)は、良くも悪くも光回線とモバイルルーターのちょうど真ん中のサービスです。むしろ、モバイルルーターよりのスペックとなっています。
なので、こんな人がデメリットを知らずに契約してしまうと、あとで結局光回線やモバイルルーターに乗り換える羽目になってしまいます。
- FPSなどの、リアルタイムの通信速度や通信の安定性が必要なオンラインゲームをする人
- NetFlix、Tverなどの動画配信サービスをよく見る人
- リモートワークなどで外でも通信制限を気にせずWi-Fiを使いたい人
FPSなどの、リアルタイムの通信速度や通信の安定性が必要なオンラインゲームをする人
ホームルーター(置くだけWi-Fi)は、光回線と比べてPing値が低い傾向にあります。Ping値は通信の応答速度を表している数値で、この数値が少ないほど優秀です。
光回線はPing値が15を下回っているものが多いですが、ホームルーター(置くだけWi-Fi)は40~50あたりのものが多い印象です。
FPSゲームなどのゲームを頻繁にする方ならわかると思いますが、速度が遅いとラグが発生してゲームプレイに致命的な影響が出てしまいます。住んでいる環境で光回線を導入できるのなら、光回線を選ぶようにしましょう
NetFlix、Tverなどの動画配信サービスをよく見る人
動画配信サービスを頻繁に見る場合も、光回線をおすすめします。
ドコモhome5Gはネットフリックスを見るのに問題ない?の記事で詳しく書いている通り、ネットフリックスの視聴はホームルーター(置くだけWi-Fi)でも十分です。ただ、やっぱり光回線の方が安定性が優れているので、ホームルーター(置くだけWi-Fi)と比べて回線が不安定になる可能性が低くなります。
なので、動画配信サービスを頻繁に見る方は、できるだけストレスなくアニメや映画を視聴するためにも、光回線をおすすめしています。
リモートワークなどで外でも通信制限を気にせずWi-Fiを使いたい人
モバイルルーターと比べた時のデメリットの箇所で解説した通り、ホームルーター(置くだけWi-Fi)はモバイルルーターのように持ち運びができません。
また、ゲームや配信サービスを頻繁に使うようなヘビーな使い方をしない場合は、持ち運びのできるモバイルルーターでも十分満足できるかもしれません。
モバイルルーターはレンタルもしやすいので、もしどっちのタイプを契約するか迷っているなら、一度モバイルルーターを使い物にならないかどうかを確認してから、ホームルーター(置くだけWi-Fi)を契約する方が無難です。
おすすめのホームルーター(置くだけWi-Fi)と特徴まとめ
ここまで読んで、ホームルーター(置くだけWi-Fi)の契約を前向きに考えている方向けに、どのホームルーター(置くだけWi-Fi)がどんな人におすすめかをまとめておきます。
なお、メジャーなホームルーター(置くだけWi-Fi)は
- ドコモhome5G
- ソフトバンクエアー
- WiMAX+5G
の3つで、ホームルーター(置くだけWi-Fi)を契約するときもおそらくこの3つの中から選ぶことになると思うので、この3つについて記載します。
※auのホームルーターはWiMAX+5Gとほぼ同じサービスで、かつWiMAX+5Gの方が価格が安いので、WIMAX+5Gを選んでいます。
速度・安定性重視ならドコモhome5G
文中でも何度かおすすめしているのが、このドコモhome5G。
なんといっても、「光回線に引けを取らない通信速度」が特徴です。
月額料金は比較的高めで、執筆時点で月額4900円かかります。ただ、その分通信速度・安定性は他2つのホームルーター(置くだけWi-Fi)よりも期待ができます。
もし通信速度・安定性重視でホームルーター(置くだけWi-Fi)を選ぼうと考えているなら、ドコモhome5Gをおすすめします。
ソフトバンク・ワイモバイルユーザーならソフトバンクエアー
ソフトバンクエアーは、スペックで見るとドコモhome5Gには劣るホームルーター(置くだけWi-Fi)です。また、月額料金も特別安くはありません。
ただ、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーなら、スマホ料金の割引を受けられるというメリットがあります。
なので、もし自分・家族がソフトバンクもしくはワイモバイルユーザーなら、価格が安くなるという点で、検討の余地ありのホームルーター(置くだけWi-Fi)になります。
価格を求めるならWiMAX+5G
3つのホームルーター(置くだけWi-Fi)の中で一番安く契約できるのが、このWiMAX+5Gです。
UQモバイルが提供しているサービスで、月額料金が3500円で利用できます。もし価格重視でホームルーター(置くだけWi-Fi)を選ぶなら、こちらがおすすめになります。
3つのホームルーターから1つを選ぶなら、各サービスの特徴に注意
ドコモhome5G・ソフトバンクエアー・WiMAX+5Gは、どれも特徴のあるサービスで、人によってメリット・デメリットが分かれてきます。なので、人によって合う・合わないがあります。
もしこの3つの中からどれか一つを選ぶなら、それぞれの特徴をよく検討した上で、契約することをおすすめします。