「お母さん、友達みんなスマホ持ってるから、私も買って欲しい!」
周りの友達も持っている子が多いし、子供も欲しがっていると、スマホを買ってあげるべきかどうか迷って
しまいますよね。
2016年の調査では、なんと小学生の60.2%がスマホを持っているという結果もでています。
かなりたくさんの小学生がスマホを持っているんですね。
買ってあげたい気持ちもあるけど、スマホが原因でトラブルに巻き込まれてしまうニュースを聞いたり、買ってあげるとスマホばっかりいじってしまいそう。
スマホはアプリも使えるしインターネットも使える、かなり便利なアイテムですが、その分スマホがもたらす悪影響もかなり気になりますよね。
そこで、スマホを持たせてあげるか迷っているときの参考になるように、スマホは子供にどんな悪影響があるの?ということをまとめました。
スマホは便利な反面、使い方を間違えると悪影響もたくさんあるので、どんなデメリットがあるかを知っておくことは、とても大切。
これから子供にスマホを持たせてあげようと考えている方は、ぜひどんな悪影響があるかを知って、今持たせてあげるべきかどうか、どんな使い方をすると危険なのかの判断材料に使ってください!
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スマホが子供にもたらす悪影響
睡眠不足になってしまう
寝ながらスマホをしてしまうと、ついつい使い続けてしまいませんか?
ちょっとだけと思っていても、10分、20分と触ってしまいますよね。
いつでもスマホが使える状態だと、ついついSNSやゲーム、インターネットを使ってしまって、いつの間にか1時間以上使っていることもよくあることだと思います。
これは、大人だけでなく子供でも同じです。
少しだけと思っていても、使い始めると結局長時間使ってしまうので、単純に睡眠時間が減ってしまいます。
また、スマホから出るブルーライトは、睡眠を促してくれるメラトニンという物質が出るのを抑えてしまいます。
そのため、長時間寝られなくなってしまい、途中で目が覚めてしまうようになります。
夜にしっかり寝られないと、体内時計がずれてしまうので、生活バランスが崩れてしまうともいわれています。
子供がすくすく成長するためには、睡眠の質が特に大切なので、スマホの悪影響でも特に注意するべきポイントです。
参考:https://www.healthcare.omron.co.jp/,https://www.houdoukyoku.jp/
使い方によっては、学力が低下してしまう可能性がある
スマホって、いつでもどこでもGoogleやYahooを使えば、知りたいことはすぐに調べられますよね。
これ、便利な一方で、調べると自分の欲しい答えがすぐにわかってしまうので、考える力を使わなくなってしまう悪影響が考えられます。
スマホと学力の関係についてはいろいろ研究されていて、まだ結論はでていないようですが、あまりよくない使い方、例えば、算数の問題をインターネットで調べる、国語の問題をインターネットで調べる、こんな使い方をすれば、自分で考えなくても答えがわかってしまうので、考える時間が減ってしまって、考える力がつかないことはあり得ることだと思います。
スマホゲームばっかりしてしまう
スマホゲームは手軽にできる分、いつでもどこでもできるので依存しやすい傾向がありそうです。
小学生ではありませんが、ポケモンGOにはまって道を歩く人とぶつかってしまったり、交通事故やひったくりに合ってしまうケースもあるそうです。
テレビでも、ポケモンGOが社会現象になっていたり、スマホにまつわる事件がピックアップされることが増えていますよね。
スマホゲーム自体は悪くないことで、他のことを無視するくらいやり続けることが問題。
スマホゲームは、ルールをしっかり決めて、親がやりすぎないようにチェックしておくことが大切です。
友達とのスマホ内でのトラブル
LINEいじめという言葉があるの、知っていますか?
ガラケー時代には掲示板を使った悪口やいじめがありましたが、こうしたいじめが今はLINEであるんです。
判断力が低い子供だと、なかなか自分達で行き過ぎたやり取りや言葉にストップをかけられないので、どんどんいじめがヒートアップしてしまいます。
顔を見ないでやり取りができる分、相手の取り方次第で思っていないことにつながる可能性がありますし、いじめに合う側だけでなく、いじめに加担してしまうこともあります。
参考:lite/article_detail_amp/14580611/
SNSで危険に巻き込まれるかも
最近はTwitterやLINEだけでなく、動画メインのSNSなど、いろいろなSNSアプリが出てきていますよね。
誰でも簡単にいろんな人に自分を発信できるので、どこのだれと、どんな形でつながってしまうかがまったくわかりません。
子供の場合、個人情報の危険性もあまりわからないので、うまく取り扱えずに漏れてしまうリスクもあります。
友達同士のトラブルはもちろん、スマホは知らない人とトラブルになることもあるので、SNSはあまり使わせないようにするか、自分の画像や動画はアップさせないようにして、住所や名前などの情報は書き込まないように教えておくことが大切です。
関連記事:スマホは子供にどんな悪影響がある?持たせる前に知っておくこと
スマホは子供に良い影響ももたらしてくれる
スマホのメリットについても、少しまとめておきます。
悪影響だけを見ると悪いイメージしかつかないと思いますが、スマホはかなり便利なので、どんなメリットがあるかも、興味のある方は確認してみてください。
知りたいことを自分で調べる力がつく
GoogleやYahooを使えば、知りたいことがすぐに調べられます。
デメリットとしてもあげてましたが、知りたいことがすぐに知れるというのはかなり大きなメリットです。
知りたいことの知識が広がりますし、自分で調べる能力もつくので、勉強をする時の疑問などが解決できるようになります。
GoogleやYahooを使って調べる習慣がないと、わからないことをすぐに質問してしまいますが、調べてわかることは先に調べるというのが、どんどん大切になっています。
自分の知りたい情報を調べられるというのは、一つのスキルです。
小さい頃から調べる癖がついていると、調べる習慣のない人よりも幅広く情報が集められますし、わからないことを自分の力で解決できるようになるので、必ず将来役に立ちます。
インターネットに慣れておくことは、これからどんどん新しい情報が出てくる時代なので、大切です。
親が子供の居場所を把握できる
子供の居場所がわかると、安心できますよね。
監視する使い方は良くありませんが、例えば事件に巻き込まれた時や、地震などの災害時などに、すぐに子供のいる場所がわかると、その後の対策が取りやすくなりますし、何よりも居場所がわかるという安心感があります。
周りにスマホ持ちの友達が多いと、友達づきあいがしやすくなる
周りの仲のいい友達がスマホを持っていると、スマホがあった方が、やっぱりコミュニケーションが取りやすくなります。
周りのやり取りについていけないこともあるので、スマホがあった方が友達とのやり取りがしやすくなり、コミュニケーションが活発になります。
なくても問題ないですが、仲のいい友達がみんなスマホを持っているなら、あった方が良いというのは間違いないです。
アプリを使って、手軽に幅広い勉強ができる
スマホアプリが登場してから、お金をかけなくてもどんどん勉強がしやすくなっています。
無料でも充分勉強できるアプリがたくさんありますし、わざわざ本を買わなくても、アプリとインターネットがあれば簡単な勉強ができます。
とりあえず興味を持ったことを無料のアプリやインターネットで勉強して、さらに深く勉強したくなったら本を購入したり、有料のサービスや塾などを活用するのが、コスパのいい方法だと思います。
また、スマホのアプリはゲーム形式で勉強できるものも多く、楽しく遊びながら勉強できるのも大きなメリットです。
勉強はいかに楽しくできるかが大切なので、ゲーム感覚で勉強できると、解くのが楽しくなって勉強を好きになってくれることもあります。
スマホの良い・悪いは使い方次第
子供にスマホを使わせるのは早い?
と思うと、悪影響ばかりが目についてしまうと思いますが、スマホは使い方次第でどっちにも転びます。
もし子供にスマホを買ってあげるのか決めきれない場合は、スマホを持たせているママ友達や知り合いに聞いて見てはどうでしょうか?
実際の話を聞くだけで、どんな感じで子供がスマホを使っているかがわかりますし、それぞれルールを決めていると思うので、参考になる部分が多いと思います。
ぜひネットの情報も知り合いの意見も参考にして、いつ頃からスマホを持たせてあげるかを決めて見てください。
もし購入してあげる場合は、こちらで小学生にスマホを持たせる時のルールの例が書いてあるので、よかったら参考にしてみてください!