【一人暮らし〜家庭向け】無線LANルーターを購入するときに欲しかった知識まとめ

無線LANルーターを購入するときに欲しかった知識まとめ テクノロジー

無線LANルーターを購入するときに欲しかった知識をまとめています。それぞれを簡単に解説し、詳細や関連情報については各記事に記載してあるので、それぞれ参考にしてください。ちなみに、購入したときの環境は

「マンション、二人暮らし、CATV回線契約、ブログ執筆やプログラミング、AmazonFireTVなどネットをよく使う」

です。ゲーム環境などのインターネット環境作成には参考にならない部分も多いかもしれませんが、

「一人暮らし〜家族暮らし」
「1K〜マンション・戸建て」
「〜ネットをよく使う」

のような環境の方であれば、参考になるかと思います。

自宅でインターネットが使えるのはどんな仕組み?

まずは、どんな流れでインターネットが使えるのかの全体像を知っておきましょう。全体像を知っておくことで、それぞれの機器の役割や仕組みがイメージしやすくなります。

矢印は、インターネットからやってきた情報が流れる方向を表しています。

固定回線でインターネットを自宅に連れてくる

自宅でインターネットを使えるようにするためには、光回線やCATV回線といった回線を自宅に引いてくる必要があります。こうした回線を引いてくるためには、一般的にはフレッツ光やeo光、NURO光、JCOMなどの回線提供業者(プロバイダ)を見つけて、契約することになります。

また、戸建てやマンションなど環境によって契約できるサービス内容が変わったり、状況によっては回線を引いてくるための工事が必要な場合があります。

外側のインターネットと家の中のネットワークを繋ぐONU・モデム

光回線やCATV回線などをの固定回線をプロバイダと契約(場合によっては加えて工事が完了)したら、自宅までインターネットを使うための回線が引かれている状況になります。ただ、回線を引いてくるだけではインターネットは使えません。パソコンやスマホなどと回線をつなげたとしても、お互いがやり取りをするための仕組みがないためです。

そこで登場するのが、ONU(光回線終端装置)モデムと言う機器。ONUは光回線で、モデムはCATV回線やADSL回線とセットで使われる機器で、ONUは光回線からやってくる光をデジタル信号に相互変換する役割、モデムはCATV回線やADSL回線からやってくるアナログ信号をデジタル信号に相互変換する役割を持っています。

ONUもモデムも、基本的には固定回線を契約したプロバイダから提供されるため、自分で用意することはあまりないかと思います。

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ルーター(ブロードバンドルーター)のおかげで同時に複数の端末でインターネットが使える

無線LANルーターなんじゃないの?と勘違いしやすいのがルーター(ブロードバンドルーター)。後述しますが、無線LANルーターは、ルーター(ブロードバンドルーター)の役割を持っているだけでなく、他にも複数の役割を担っている機器で、ルーター(ブロードバンドルーター)よりも多機能です。

ルーター(ブロードバンドルーター)は、簡単にいうと「一つの固定回線を同時に複数のパソコンやスマホなどの端末で使えるようにするための交通整理をしてくれる機器」です。だいたいの家庭で契約する固定回線の数は一つだけですが、そのままでは一つの端末としか繋ぐことができません。これを解決してくれるのが、ルーター(ブロードバンドルーター)です。

アクセスポイントで家の中が無線ネットワークに

あまり聞いたことがないと思いますが、とても大切な働きをしている機器。アクセスポイントは信号を電波に変換するための機器で、これがあるおかげでケーブルをつながずに無線でインターネットが使えるようになっています。

有線接続で繋ぐ場所増やしてくれるスイッチングハブ

LANケーブルを使って有線でインターネットを使用することで、無線よりも通信速度や通信の安定性が改善しやすくなります。ですが、LANケーブルを繋ぐ場所が一つだけだと不便。これを解消するのがスイッチングハブ。繋ぐ場所を増やしてくれる機器です。ただし、ルーター(ブロードバンドルーター)のような交通整理をしてくれるわけではないので、複数有線接続をするならルーター(ブロードバンドルーター)は必須。

自宅のインターネット環境を整えるために必要なこと

インターネットが使える仕組みを知っていれば、インターネット環境を整えるために必要なことを準備するのは比較的簡単です。

インターネット回線(固定回線)を契約する(光回線が圧倒的におすすめ)

インターネットを利用するためには回線契約が必要です。まずはこれが最初。もし固定回線を契約する予定なら、光回線をおすすめします。

光回線がおすすめ

他より速度が早く、わざわざCATV回線を契約する必要はありません。また、ADSL回線はすでにサービスの終了が予定されており、一部エリアをのぞいて今から新規契約することはできなくなっています。

また、一人暮らしや1K〜2K程度の部屋数、あまりインターネットを使わない家庭の場合は、固定回線ではなくポケットWiFi(モバイルWiFi)の方が、安くておすすめの場合もあります。もしくは、究極テザリング(スマホを使ってパソコンでインターネットを使う)で済む場合もあります。

ONUもしくはモデムの設置(といっても業者がしてくれる)

こちらは前述の通り、基本的には固定回線を契約した業者が設置してくれるはずなので、特に準備は必要ありません。ただし、ONUやモデムと無線LANルーターをつなぐ必要があるので、どんなONUやモデムが設置されたかは、型番を見て確認しておきましょう。

自分の家に合った無線LANルーターを購入

無線LANルーターはルーター(ブロードバンド)と違うということでしたが、一体どう違うのでしょうか?

ルーター(ブロードバンドルーター)

・ルーター機能

無線LANルーター

・ルーター機能
・アクセスポイント機能
・スイッチングハブ機能

このように、無線LANルーターは、ルーターの機能以外にもアクセスポイントとスイッチングハブの機能も備えている機器で、ただのルーターと比べると全く違う機器です。ところが、ネット上にある記事や情報には無線LANルーターをただ「ルーター」と読んだり、混同して表示したりしているところも多く、勘違いしやすい状況となっています。「無線LANルーター」と「ルーター」をごっちゃにしてしまうと、無線LANルーターを選ぶときの混乱の元になったり、無線LANルーターの設置ミスにつながってしまうので、違いをしっかり把握しておくことが大切です。

無線LANルーターをONUもしくはモデムとつなぐ

インターネット回線とONU(モデム)の設置が完了し、無事無線LANルーターを購入できたら、ONU(モデム)と無線LANルーターをLANケーブルで繋ぐ必要があります。LANケーブルは無線LANルーターを購入するときについてくることが多いですが、ついていない場合は購入が必要です。

無線LANルーターの初期設定を済ませたら完成

無事LANケーブルでONU(モデム)と無線LANルーターをつなげたら、あとは無線LANルーターの設定をすれば完了。こちらは購入した無線LANルーターによって設定方法が違うので、詳しくは購入した無線LANルーターの設定方法を参照。

【その他】無線LANルーターを購入するときに欲しかった知識

無線LANルーターを購入するときに欲しかった知識の基本は以上ですが、それ以外にも知っておいた方がいいことや知っておいた方が役に立つ知識があるので、こちらも合わせて参考にしてください。

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